2010年7月6日火曜日

Joint Concert~縁~のご報告

7月4日、兵庫県立芸術文化センターにてJoint Concert~縁~が開かれました。関西学院大学エゴラド、そしてパナソニック合唱団という実力のある素晴らしい団との演奏会は、見事に大成功を収めました。
私たちアポロンは単独ステージで、映像Ⅱより「かすかなるものに」、雨ニモマケズより「野の師父」、「雨ニモマケズ」を演奏しました。一回生が入ってから一緒に音とりを始め、短期間ながらも充実した練習を積み重ねてきた私たちの音楽は、お客さんにはどのように届いたのでしょうか。
そして、合同ステージ!佐藤賢太郎さん(Ken-P)の委嘱初演『Cantata Amoris』より、1.Sectamini Caritatem 2.DIligamus Invicem 4.Deus Caritas Est を演奏しました。三団合同なので200人以上という大人数でのステージとなりました。私はソプラノの技術系として五か月以上もの間この曲に取り組んできましたが、本番が一番いい音楽ができたと思います。グレゴリオ聖歌を主題としたこの曲の終盤、Alleluiaの掛け合いからクライマックスのAmenまで歌いきった瞬間、会 場いっぱいに愛が満ち溢れたのを感じました。会場にはKen-Pさんご本人も来てくださり、一つの曲が世に送り出された瞬間を共有することができました。アンコールは各団の指揮者が一曲ずつ振り、「鴎」「ここからはじまる」「木」が演奏されました。「木」を本城先生の指揮で歌える機会に恵まれたことが、本当に幸せでした 。終演後涙ぐむ人がたくさんいて、音楽による感動はこんなにも大きいのだと実感しました。
レセプションではお歴々の方々がすぐ近くにいらして、少しお話させてもらうことができました。個人的には合同曲の楽譜にKen-Pさんと本城先生のサインもいただき、一生ものの財産となりました(笑)レセプションの締めくくりはアンコールの全体合唱。「木」のときは自然と会場全体が円陣となり、感動のフィナーレを迎えられました。
そのあとは三団合同打ち上げで、駅近くの居酒屋さんへ。お偉いさんのテーブルについてしまい、最初焦りましたがKen-Pさんと直接お話しさせていただいて非常に楽しい時間を過ごせました。曲作りについて伺っていて、稚拙な表現ではありますが本当に緻密な音楽作りをされていることがわかりました。歌詞、フレーズ、 和音、コード進行。どれ一つとっても無駄のない曲であることに、改めて驚嘆しました。この方の委嘱初演作品に携われて、技術系としてこの上ない幸せを感じました。
アポロンの前期の活動はJointをもっていったん終了します。長いようであっという間でしたが、一回生は今回の演奏会をどのように感じたでしょうか。難解な曲ばかりで戸惑いも覚えたでしょうが、それを乗り越えて感動を共有し、合唱をより好きになってくれたら、もう何も言うとこはありません。技術系として、さらに は元新歓スタッフとして、そのことを願うばかりです。
ご来場いただいた方々には、改めて御礼申し上げます。次は12月にある定期演奏会に向けて団員一同気持ち新たに取り組んでいきますので、また足を運んでいただけるとありがたいです。
団員のみなさん、本当にお疲れさまでした!!これからしばらく休養期間に入るので、後期に向けてエネルギーを充填させておいてくださいね。
長々と失礼しました。暑い日が続きますが、みなさま体には気をつけてください。
3回ソプラノJoint技術系/清水